こんにちは。SUGINORLです。

先週になりましたが、アゼルバイジャングランプリのレビューをしたいと思います。最後に、ちょっとサッカー日本代表の話にもからめて「監督と選手」についても触れてみましたので御覧ください。

結果は普通のサイトを御覧ください。

Wikipedia – 2018年アゼルバイジャングランプリ

ハイライト動画

やっぱり鬼門だったコース

アゼルバイジャングランプリでは、「バクー市街地コース」という、市街地コースを使っています。このコース、とても長い直線を90度のカーブで結んだ部分と、旧市街地の入り組んだ街を走るコースの部分から作られていますが、とても走りにくいです。

実はいつもアップしている「コースレビュー」を撮ろうと思ったのですが、私の腕だとマシンを壊さずに走り切るのが難しく、今回は時間内にうまく撮れなかったほどです。

実際、レースでも、最初から最後までリタイアが続出しました。中でも印象的だったのは、セーフティーカー中にバランスを崩して壁に激突したグロージャン(ハイライト動画5:27あたり)ではないでしょうか。普通セーフティーカー中にクラッシュすることはありえませんが、あのコースの走りにくさではやむを得ないかもしれません。

レッドブルの2台のクラッシュ

今回悲しかったのは、レッドブルの2台が序盤~中盤にかけて激しいデッドヒートの末、あと10周のところで追突してしまったことです。(ハイライト動画 4:00 あたり)

レッドブルは、中国グランプリで優勝したダニエル・リカルド選手とマックス・フェルスタッペン選手の二人です。このうちマックス・フェルスタッペン選手は前回の中国グランプリでフェラーリのセバスチャン・ベッテル選手に無理なコースで突っ込んだドライバーです。

今回、長い直線のあとの第1コーナー(左向き直角)で、前をゆくフェルスタッペン選手に、ダニエル・リカルド選手が突っ込んだわけですが、フェルスタッペン選手の動きを見ていると、右へ左へ進路を変えながら急減速していることがわかります。これが危険行為として物議をかもしています。

確かに、両端が壁で阻まれたコースで、相手をよけるためにハンドルを切ったのにそれをブロックされると、ドライバーのオプションとしては、「コーナーと逆側にハンドルを切るか、前の車に突っ込むか」しかなくなってしまいます。実際、後ろに車がいるときのレーンチェンジはレギュレーションで1回と決められているらしく、今後の動きが注目されます。

F1での監督と選手

今回のレッドブルのクラッシュの件は、「優秀な選手が自らの勝ちにこだわり、チームとしての勝利を台無しにしてしまった」という典型例ではないでしょうか。

少し、「監督と選手」の問題について考えてみたいと思います。

1950年代から続くF1では、「強いエンジン、うまい選手」だけでうまくいかず、最近ではセンサ等の技術も進化し、最新の情報をもとに、戦略を決めて走るのが当たり前の時代になっています。ピットでは多くの人がマシンの状態を逐一チェックをし、無線で選手と連絡を取り合いながら、チームとして勝つために様々な戦略を練り続けています。

ですので、今回のように「選手」がエゴを全開にするような場面、しかもそれで最悪の結果を迎えるようなことは、あまり一般的ではありません。現代のF1では、ライバルでありつつも、チームと選手が互いに勝利を目指しているチームがやはり強いです。

その意味では、今回、監督側がうまく選手同士の衝突を回避させることはできなかったのか、例えば作戦を切り替えて2台がタイム差で競えるようにするなどできてのではないかと思い、悔やまれます。

このような、F1の「監督と選手」議論は、過去に一度大きな事件を引き起こしています。2002年に、フェラーリのルーベンス・バリチェロ選手が、ゴール直前にチームメイトのミハエル・シューマッハ選手に1位を譲るという「チームオーダー」事件が発生したのです。私も当時、テレビにブーイングしたのを記憶していますが、これを機に、F1を主催するFIAはこの「チームオーダー」を禁止したことがあります。

その間も、疑わしい事件はいくつかありました(その中には「マシンを意図的にクラッシュさせる」という痛ましい事件もあります。興味のある方は、Wikipediaを御覧ください)が、結果的にこのルールは2011年になくなり、チームオーダーができるようになりました。

やはりチームで戦うほうが面白い

一度禁止された「チームオーダー」が再び可能になった背景は、様々な政治的思惑もあったのでしょうが、私は「その方がF1が面白いから」だと考えています。

例えば、今年のオーストラリア・グランプリと中国グランプリ(どちらもセバスチャン・ベッテル選手が優勝)では、ピットのタイミングが勝利に非常に重要でした。特にオーストラリア・グランプリではセバスチャン・ベッテル選手が、最初1位だったルイス・ハミルトン選手を「コース上で追い越すことなく」勝利しています。

これらはいずれも、素早い現場での監督側のデータと、選手のテクニックが融合して作られています。今年のF1はどのグランプリでも、作戦が状況に見事にマッチして勝利しています。だからF1は面白いんです。

考えてみれば、個人どうしがぶつかって勝負するのは、私がPS4でグランツーリスモをやってても見ることができるのです。そこに「チーム」としての要素が加わるからこそ、プロのスポーツは面白いのではないかなと思うのです。

同じことがサッカーにも言えるのではないか

さて、話を少し変えましょう。今、サッカーの「日本代表監督」問題が発生しています。

その理由は、「選手と馬があわないから監督を変える」という論理だそうで、その是非が問題になっています。

サッカーも、昔は優秀な選手がテクニックで支えるスポーツだったのですが、今では最新の情報をもとに作戦を練り、将棋のように選手を動かして試合に勝っていくのだそうです。私はサッカーは全然まったくもって興味がなかったのですが、中村慎太郎さんの記事で少し興味がわきました。 (リンク:ハリルホジッチ解任でサッカークラスタが発狂している理由 )

F1では、選手と監督がいがみ合ったときに、よほどの違反でもしない限り首を切られるのは選手のほうです。これは上述の通り、それだけ戦略が重要なスポーツだからです。

サッカーも同じなのではないでしょうか。私は、まさに今回のレッドブルがその答えの一部を見せつけてくれたような気がしています。

今回のレッドブルのクラッシュがプレステの画面でいつでも見れるように、選手同士が仲良いフリをしながらエゴをぶつけあってサッカーをしているのは、小学校や中学校の体育の時間で、イヤというほど見せつけられてきました。

就任された西野監督がどのような方で、どういう試合を繰り広げてくれるのかはわかりませんが、昔高専の校長(日本物理学会の元会長)が自校のラグビー部の試合を見た感想のような結果にならないことを祈ります。

彼らは体力もあるし、運動神経もいいのに、いつも同じ攻め方をして負けてしまう。

何度失敗しても同じことをやろうとする。あれでは勝てる訳がない。

再現性があるんですよ (笑)

ではまた後日!

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