さて、今年はF1に熱を入れています。
ひさしぶりに見るととても楽しいですね。
ここまで、コースレビューを中心に動画配信をしてきましたが、改めて今年のF1の見どころをお話しようかと思います。
今年はレース数が最多タイの21戦あります。
これは、近年は例えば来週予定のアゼルバイジャンなど、新興国のグランプリが主流になっていたところに、昔から開催していたフランスやドイツが復帰してきたなどの次条があります。
一方で、これまで永らくグランプリを開催していたマレーシアがカレンダーから外れています。
なお、日本グランプリは例年どおり鈴鹿サーキットで開催予定です。
メルセデスの連勝はいつまで続くのか
以前の記事でもお話しましたが、2014年以降、ドライバーの入れ替わりはあるものの、メルセデスチームが優勝していています。
今年のメルセデスはルイス・ハミルトン選手とバルテリ・ボッタス選手の2名ですが、はたしてこの連勝はいつまで続くのでしょうか。
上記の二人のライバルは、だいたい以下のような人たちです。
- セバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)
- キミ・ライコネン選手(フェラーリ)
- ダニエル・リカルド選手(レッドブル)
- マックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)
上記に、後述するマクラーレンや、ルノーが絡んでくる構図になるものと予想されます。
どうなるホンダエンジン
ホンダがF1のエンジンを作っているという話は何度か聞いたことある方がいらっしゃると思うのですが、今も提供をしています。
昨年までの3年間、ホンダは「マクラーレン」というチーム(ベビーカーを作ってるあそこです)にエンジンを提供をしていました。
しかし、マクラーレンは、ホンダのエンジンを「イケてない」と言い続け、ついにホンダの使用をやめてルノーのエンジンを使うことにしたのです。
そこに目をつけたのは、レッドブル(あの青い缶の会社です)でした。
レッドブルは、マクラーレンがホンダにかわって搭載するルノーのエンジンを前から使っていたのですが、エンジンに不満がありました。そこで、自らのセカンドチームであるトロ・ロッソ(イタリア語で「赤い牛=レッドブル」)というチームでホンダエンジンを採用し、今シーズンの戦果をみてホンダへの乗り換えを検討しています。
いろんな人達の思惑に翻弄されているホンダですが、周囲の評価も様々です。
特にホンダを応援する人の目線では、「マクラーレンは自分の車がイケてないのをホンダのせいにしていただけ。トロ・ロッソがマクラーレンを打ち負かしてほしい」と思ってる方が多いようです。
いずれにしても、ホンダにとってはこの1年が今後のF1での生き残りをかけた正念場となることは間違いありません。
シーズン前のテストではホンダエンジンを搭載した車のほうがいい成績を出していたりして、「ざまぁ」といった感じの意見も聞かれたのですが、シーズン通してどういう結果になるのでしょうか。
実は、この話を追いかけていると、「プロジェクトにおけるステークホルダーとの関係のとりかた」というテーマで非常に有効な知見を得ることができそうです。本業でも活かせそうですので、シーズンを通してその視点でのコラムもかければなと思っています。