さて、今日も書評です。落合陽一さんの「魔法の世紀」を読みました。

 

なんで読んだか

今年はとても長いお正月休暇を取っています。

私はあまり普段テレビを見ないのですが、ウーマンラッシュアワーの村本さんが政治を風刺したネタをやり、いい意味で「境界線破りに来てるな」と思い、その方がでるお正月の「朝まで生テレビ」を元旦には見ていました。

そこで出ていたのが落合陽一さんという方で、とても物事をシンプルに整理されるのが上手な方でした。

驚いたのが、この方、年下なんですねぇ、いやもうそんな時代ですよ。本当。

どういう本だったか

ざっくり言うと、これまでの技術の革新とメディアやアートとの関連について書いた後、これからの技術の在り方について書いているような雰囲気の本です。

もう少し掘り下げると。「映像」の世紀であった20世紀、これは人と技術が「映像」というインタフェースによって結び付けられてきた。そこにコンピュータが登場してきて、パソコンやスマートフォンがやってきた。メディアもこれについてきた。しかし、映像に限界が来た。インターネットがいろんな壁を取り除いている。不可能だと思われていたことが実現する「魔法の世紀」がやってきた!さて、コンピュータと人はどうなる?どうする?

みたいな感じの本です。(表現が古いな 笑)

落合さんは、ざっくり言うと、技術を駆使しして、新しいアートを作り出してるような感じの人で、例えば音波を応用して立体的な動く映像を作り出したり、プラズマを使って触れられる立体的な映像を創ったりしてる人です。

本を読んで

ここもざっくりですが、とても技術や人に対して真摯な方だという印象を受けました。未来に対してワクワクする本はたくさんありますが、アートとメディアという切り口であることも手伝ってか、とても優しい内容のように感じました。

明日から少し物の見え方が変わってくるのかもしれません。

本書によると、こういう議論はアメリカではとても進んでいたようなのですが、日本でこういう切り口でテクノロジーを扱った文書はなかったように思われます。私が認知していないだけかもしれませんが。

永らくネット界隈にいましたが、この人を知らなかったことは残念です。もう少し前に知っていれば、世界が変わっていたかも。ぐらいの本ですね。これは。

その中で思ったことをいくつか。。。

AIがF1をやったとして、面白いか

これは少し前から思い始めていることですが、F1グランプリのようなカーレースをAIがやったとして楽しいかということです。AIを駆使すれば、現在の車の状態を把握して、最も効率よくコーナーを曲がり、燃料やタイヤなどを温存しながら走ることができるはずです。

いくつかのAI同士が深層学習で車の運転を理解し、サーキットで競い合うとどうなのでしょうか。観客は来るでしょうか。

間違いなく最初のうちは来るとして(私もぜひこれは見てみたいので)、AIが人に駆った瞬間からそれに興味をそそられるかという問題です。

本を読むまでは、おそらくAIだけになると面白くなくなると思っていましたが、どうもなんだか面白くなりそうな予感がしてきました。今までのレースとは違う感動があるかもしれないからです。

国境はどうなるか

これは以前「未来に先回りする思考法」という本で読んだことですが、国境の意味はテクノロジーがどんどん奪っていくとされています。私もよく似たことを考えています。その背景には、お金自体の価値がどんどん変化していくところから始まるという内容だったと記憶しています。(覚えてないので近々もう一度読もう 笑)

著者は、朝まで生テレビのくだりで、日本が自衛隊を整備する必要性について話していましたが、彼から見て国境はどう見えてるのか、少し気になりました。彼の論理で行っても、国境は意味をなさなくなっていく気がするからです。

未来にワクワクを感じる一冊

この本を読むと、これまでの未来に対して抱いていた影の部分に光が差されるように思います。人間はこうやって進化してきて、今実際に明るい。なので今後も明るいだろうといった感じです。

ぜひお読みください!

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