今日は思いついたことをざざっと書きます。

いわゆる「地方創生」とか「地方分権」的なやつと仮想通貨についてです。

もったいない地方

私は28から31までの3年半を和歌山にUターンして過ごしました。

家庭の事情などいろいろな背景はあったのですが、「まあ、人口が減っても和歌山県の人口は絶対0にはならない」というところであまり考えずに転職したことを覚えています。

しかしながら、実態は思った以上に過酷でした。賃金はある程度覚悟していましたが、職場環境が恐ろしく悪かったのです。

例えば、サービス残業は当たり前でしたし、いわゆるパワハラのようなこともありました。地方には「終電」の概念がないので深夜1時や2時まで働くのは当たり前で、紙に印刷して提出して、よくわからない理由で突き返される毎日が続いていました。

とても印象的だったのは、快適性や効率UPのための投資をまったく行っていないことでした。トイレはもちろん和式でしたし、職場の清掃もいまいちで、机や椅子も古いものでした。さらに「進捗がわからない」といいつつ、タスク管理の仕組みを入れるのには億劫だったり、紙にボールペンで書かないといけない書類もいくつかありました。

地方に一度戻ってよかったことは、字を書くのが少し上手になったことぐらいだと思っています。

結果的に私は東京に戻ってきたわけですが、その上でももったいなかったことがあります。職場の中とは異なり、外の世界はとてもゆるやかで豊かな時間が流れていたことです。

例えば和歌山の人はみかんを買いません。なにか施しをするともらえるものだからです。何か手伝ったりするとほとんどの場合お米やみかんをもらえたり、地元のパン工場のパン(これがおいしい)をもらえたりします。

「円」は東京向けの「仮想通貨」

このように、地方では独自の価値観があり、それは当たり前のように与えられたり与えたりしているのです。しかし、お金の話は非常にシビアでした。

例えば当たり前のようにもらえるみかんでも、お金を払って買うとなるととても高価です。さらに、その人たちに何かを売るとなるとそのハードルは一気にあがります。これは、「この人たちにこの製品でいい思いをしてほしい」と思ってディスカウントしたとしてもです。

東京に戻ってきて2年がたちますが、「仮想通貨」という概念が出てきてそれが盛んになり、いわゆる「草コイン」と呼ばれる未熟な通貨を見て思いました。「円」は東京向けの「仮想通貨」なんだと。

仮想通貨はその流通をコントロールして価値を保ちます。さらに、ビットコインやイーサリアムは少し違いますが、少なくともモナコインや最近たくさん出てきている草コインは、「その価値観に共鳴する人が買う」通貨だと私は考えています。

その目線で「円」を見るとどうでしょうか。

日銀や財務省がその流通量を制御しています。そして政府が考える価値観に則ってその価値が決められています。国債に価値が依存したりすることでわかると思います。

そのうえで、税金がどのような人に対しても一律で課せられます。これらを決めているのはどこの人たちでしょうか。そうです。東京の人たちです。

しかも、東京に本社がある企業で価格が決められた商品が地方のコンビニやスーパーで流通しています。

地方の価値観で経済を回せていない

一方で、東京の価値観で決められている通貨のため、東京の大半を占める第三次産業が高く評価される傾向にあります。そのような力のない地方は平均所得が下がります。結果として地方は疲弊するわけです。

「東京一極集通」や「地方の疲弊」が叫ばれて久しいですが、私にとってはこれが実態だと思っています。

したがって、経済産業省の人や農林水産省の人がどれだけ頭をひねっても、この問題を解決することはできないものと考えています。

むしろ、東京人のものさしで地方を計測して、それを伸ばしにかかるというやり方自体、地方の人に対して失礼ではないかと考えています。

本気で地方の活性化を考えるのであれば、地方独自で経済を回す仕組み。しかも外からの流入を約束できる仕組みを構築する必要があると私は考えています。

地方が仮想通貨を出す

地方独自の経済を回すということを考えると、仮想通貨はこの上なくマッチしていることに気づきます。

その地域で「よし」とされている価値観に対して支払いやすいように工夫することで、その価値はその地域にマッチしていきます。

しかも、通貨ですので、地域の外からも、その価値観に共鳴する人が投資することができます。

たとえば、本格的に地方が乗り越えたい課題があるとして、円では躊躇してしまうけど、その通貨を発行できるのであれば流通量も上がって(限度はありますが)通貨としての価値もあがるわけです。しかも、それに共鳴する人は世界中どこからでも投資できるのです。

世界中の人が日本の地方に投資する未来

地方が独自に仮想通貨を発行し、それが運用されて資産価値を独自に向上させていくことができれば、世界中の人々が日本の地方に投資することができるようになれば、日本の地方は違った進化をみせると考えています。

例えば、これまで流通量をコントロールすることで価格を維持していた農産物の考え方が変わります。すると、もっと少ない労力でおいしいものを作る方法、その土地の土と気候と水があれば、だれでも農作業ができる方法が確立されて、要するに楽してたくさんお金が儲けられる農業が完成するのではないか等、閉塞感のある業界にも明るいきざしが訪れます。

そしてこれもポイントですが、通貨が下がれば、安く県内で観光できるわけですので、結果的に価値は向上します。

こういう世界、なんかワクワクしませんか?

しかし乗り越えるハードルはたくさん

地方が仮想通貨を発行するメリットはたくさんあるように思われます。しかもこれらは、普段の人々の価値観にマッチさせていけばいいので、「頭のいいひとがあれこれ考える必要はない」のです。

しかし、これをやるためには、地域の人の理解を得たり、JAの問題があったり、それこそお役所的な問題をクリアしていく必要があります。私としてはこれ以上ばかばかしい問題はないように思っています。昔「人々を守るため」にとっていた仕組みが、今は足かせになっているのですから。

早めに手を打ったところが勝つ

草コインもそうですが、これは早めに手を打ったところが勝つ気がしています。

これと、クラウドソーシングと、クラウドファンディング、そしてふるさと納税をうまく組み合わせればとてつもなく強い通貨が誕生する気がします。

思い付きなので、これから行動するかどうかは決めますが、ちょっと自分の中だけで放っておくともったいない気がしましたので、だれも読まないこのブログでネットに放出しておきます。

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